通訳の目的とは 通訳の目的とは
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通訳の目的とは

通訳の目的(通訳者の種類)は、通訳の目的や業務分野によって、主に下記の11種類に分類されます。

 

1.会議通訳(conference interpreter)

同時通訳の技術を習得しており、主に国際会議などで通訳を務める業務で、高度な学術的内容を扱う会議において同時通訳を行える通訳者は、通訳の中で最も上位に位置するとされています。

 

2.ビジネス通訳(business interpreting)

商談や展示会・視察・研修・講演会をはじめ、株主総会や取締役会・IRなどで機関投資家が日本企業を訪問する際の通訳等、民間企業で行われる通訳全般をビジネス通訳と呼び、日本では企業の海外進出や国際的な連携が拡大しているため年々需要が高くなっています。

 

3.放送通訳(broadcast interpreting)

海外から伝送されるニュースや外国人向けのテレビ報道などでの通訳で、視聴者は子どもから高齢者までの幅広い年齢層となるため、わかりやすい言葉で正確に伝える能力が必要とされます。

 

4.司法通訳(legal interpreter)

外国人が関係する事件の取り調べや裁判などでの通訳を司法通訳と呼び、国際化に伴い英語以外での通訳ニーズも増えています。
検察・警察等が刑事事件を捜査する際に通訳を行なう者を捜査通訳人、裁判所の指揮のもとで主に法廷で通訳を行なう者を法廷通訳人、弁護側からの依頼により刑事弁護活動をする際に通訳を行なう者を弁護通訳人と言います。

 

5.医療通訳(health care interpreting)

医療関係者と外国人の患者及びその家族、あるいは外国人の医療関係者など、日本語の理解が不十分な医療関係者や患者との医療現場で大切なコミュニケーションを行なう通訳あり、在日外国人や海外からの訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に伴い、医療機関からの依頼や患者からの依頼が増えています。

 

6.コミュニティー通訳(community interpreting)

自治体などから外国人への福祉、教育など様々の公共サービスの場での通訳をコミュニティー通訳、もしくは公共サービス通訳者(public service interpreter)とも呼ばれます。

 

7.エスコート通訳(escort interpreting)

海外からのアーティストやスポーツ選手などに随行して記者会見やインタビュー、テレビ出演などでの通訳をはじめとして、イベント等での通訳業務をエスコート通訳と呼びます。

 

8.アテンド通訳(attendant interpretation)

ビジネス通訳の中でも海外からの来賓の日本への視察や出張対応など、ゲストが国内で行動する際に同行してその方のサポートを行なったりする通訳です。
海外からの顧客の案内・送迎・買付対応など、移動を伴う通訳で利用されます。

 

9.通訳案内(multi-lingual tour guide)

外国人の旅行者などに観光地や名所を案内し、その地域の文化や伝統・歴史・習慣などをなどについて紹介を行なったり、旅行スケジュールの管理やホテルの予約といったツアーコンダクター的な業務をはじめ、旅行中の生活面を含めた全般のサポートを行なう通訳です。

 

10.プライベート通訳(private interpreting)

国際結婚での相手方の家族との打ち合わせや披露宴・結婚式を始めとして、事件・事故・離婚問題・財産分与等など、外国人の親族や友人、知人等とのプライベートな個人間の通訳です。

 

11.オンライン通訳(online interpreting)

海外との国際電話の代行や外国人のお客様からの問い合わせ対応など、電話やLINE、Skype、Facebook等の音声通話アプリを使用し、日本語での会話の方と広東語での会話の方の間に通訳者が入る事で、スマホを始めとした電話機やタブレット、パソコンで行なえる比較的短時間の通訳や、通訳者が隣などに居ない場合にも適した電話やオンラインでの通訳です。